05/08/2025
三重大学で非常勤の講師とか、学生フォーミュラの技術指導やってみて感じた事。
実は私、先生って職業に昔から興味ありまして、フォーミュラのプロドライバーへの道が途切れた時、もう一度大学行き直して教職課程取って工業高校の先生になろうかな、と真面目に考えた時期がありました。
でも今、イマドキの大学生に直接指導してみて、
「やめておいて良かった(笑)」
と強く感じています。
それはなぜかと言うと、
ほとんどの学生は
「なぜ大学に来ているのか?」
の問いに答えられないからです。
ただ何となく大卒、院卒のチケットを取るために大学に行くので、別にエンジニアになって凄いクルマを作ってやろう!とか技術で世界を変えてやろう!というモチベーションがあるわけじゃ無いんです。
みなさん特にエンジニアリングに興味関心が強い訳では無いので(学生フォーミュラの学生でも)、私が技術的な話をしてもあまり響かない様子。
やっぱり何となく講義を聞いてメモを取っている。
万事が暖簾に腕押し
と言うか、反応が薄い.....
いや、1回目の講義は反応がありました。
「この先生は、大学にいないタイプの人で面白いぞ」と聞いてくれていたように思います。
2回目以降、徐々に熱量が下がっていくのを感じました。
課題をやってこない学生が増えてきて、講義が成立しない....
このあたりを経験してみて、
「あー学校の先生って本当に大変な職業だなぁ」
と心の底から感じました。
日本の大学の先生が、自分の研究に没頭して、学生の指導が疎かになりがちなのも分かる気がします。
だって、その分野に関心薄いのに来ちゃうから、同じテンションで研究出来ないですもんね。
(何年も繰り返し同じような学生来ると「もう知らんわ」となるのも分かる)
私の妄想の中にあった大学生は、エンジニアリングへの関心が強くて、どんどん質問をぶつけてくる学生で教室が埋まっている、熱気ムンムン!みたいな。
現実はそんな事全く無いです。
学ぶ気が無い(弱い)人に教える事ほど難しい作業は無いです。
ウチの会社は、若い人が割と次から次へと「ここで働きたい」とやってきて、彼らの多くは一般的な学力評価だとそれほど高い訳じゃ無いけど、私が教えるとグングン伸びて行きます。
1年やれば工業系の大学卒業レベルは軽く超えて、2〜3年経つとそれなりにプロのエンジニアと言えるレベルに近づいて来ます。
彼らを教えた経験から「私には教える才能がある!」と勘違いしていました。(笑)
結局、クルマやレースに興味関心が強い彼らは、学習意欲が続くので、環境を与えると勝手に学んで行くだけの事なんです。
なので、私が教えるの上手いかどうかじゃ無いんですね。
というわけで、「大学生を指導して、あわよくば才能あるヤツをリクルートすっぞ!」と期待していたのですが、その様な出会いは無さそうです。
まぁ、今まで通り、本気でやりたいヤツは向こうから来るわけで、こちらから探しに行くまでも無いような気がしてきました。
でも、大学生の指導については、
「このままではマズいよなぁ」
と思うところが多くあるので、頼まれるウチは全力で取り組んでみようと思います。
あと、日本の大学のエンジニアリング教育のどこがダメなのか?
は長くなるので別の機会に書きます。
ありがとうございました。